車売却時の消費税について
車を売却した時の収入は、譲渡所得といって事業所得や給与所得とは別の計算をすることになります。
消費税が加算されるのは、個人事業者が2年前に1000万円以上の売上を出したときに限られており、サラリーマンなどの給与所得者が車売却で利益を出した時には、譲渡所得として申告する必要はありますが、所得税以外を支払う必要はありません。
なお、所得税に関しても、生活に必要な車の場合には特に課税されることがありません。
一方、事業主が車売却をした時には、事業所得とは別に譲渡所得で申告した上、消費税も納めなければならなくなります。
車売却によって得た金額から帳簿上の該当する車の残存価値や譲渡所得の基礎控除分を差し引いたものに対して課税されますが、使用年数などによっても変わってきますので、調べておきましょう。
なお、売却益ではなく損失が出た場合には、事業所得と損益通算ができるようになっていますので、所得税を少なくすることが可能になります。
これらの手続きは独特のものになりますので、普段からお世話になっている税理士事務所で相談したり、税務署に直接資料を持参して出かけていって、説明を受けた上で手続きをした方が良いでしょう。